“時々拭”の読み方と例文
読み方割合
ぬぐ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、彼は先刻さっきからの涙が、まだ続いて居た。三十に近い男が、電車の中で泣いて居る事は、決してよい外観を呈する訳ではなかった。で、彼は窓から外を見るような風をして、涙を時々拭ぬぐって居た。
大島が出来る話 (新字新仮名) / 菊池寛(著)