“旧誼”の読み方と例文
読み方割合
きゅうぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同郷出身の医者で、エーリッヒ・ブラウンとかいう名前で、前年クリストフがある成功を博したとき、旧誼きゅうぎを思い起こしてくれとて手紙をよこしたのだった。
丹羽長秀はひとえに信を寄せて協力し、前田利家は義を示していよいよ旧誼きゅうぎに変るなきを努めている。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「そうだ、以前、自分が甘寧を助けてやったこともあるから……甘寧に頼んでみたら、或いは助命の策を講じてくれるかもしれない」と、ふと旧誼きゅうぎを思い出し、書面を書いて
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)