旅宿やどり)” の例文
わが行くをうる處までゆくべし、されど見よ日は既に傾きぬ、夜登る能はざれば、我等うるはしき旅宿やどりを求めむ —四五
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
そこで松乃は良人と一緒に里帰りの旅へ出たのであったが、昨夜、浅貝あさかい旅宿やどりあたりから耳が痛み出し、次第に烈しくなって来た。今は堪えられないほどに痛むのであった。
猿ヶ京片耳伝説 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)