新鋳しんぶき)” の例文
旧字:新鑄
ところがある晩、祝い事があるというので、この大屋さん、店子一同を自宅うち招待んでご馳走したそうで。とそこへ新鋳しんぶきの小判十枚が届けられて来たそうです。
猿ヶ京片耳伝説 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ところがどうでしょうその年の大晦日おおみそかになって、煤払いをしたところ、なくなったと思った新鋳しんぶきの小判が畳の下から出て来たそうで。さあさすがの大屋さんも参りましたねえ。
猿ヶ京片耳伝説 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)