新屋敷しんやしき)” の例文
大宝寺町の大工庄蔵の弟子で六三郎ろくさぶろうという今年十九の若者が、南の新屋敷しんやしき福島屋の遊女おそのと、三月十九日の夜に西横堀で心中を遂げたのである。
心中浪華の春雨 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
関東の方では何々新田というのがその近世のものの名であり、近畿地方には新屋敷しんやしき今在家いまざいけなどがそれに該当する。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)