擔具チゲ)” の例文
擔具チゲを背負うと、再び出て來て、例の名札を十分程もじっと見つめ、それから踵をかえしてすたこらとさも急がしげに町へ出掛けた。——だが未だかつて人は彼の働いているのを見たことがない。
尹主事 (旧字新仮名) / 金史良(著)