摩醯首羅まけいしゅら)” の例文
槍を挙げて、あ、と言って散指さんしの形をして見せました。やや遠く離れて槍を抱えては摩醯首羅まけいしゅらの形をして見せました。またそろそろとかかりの槍を入れたその眼は、難陀竜王なんだりゅうおうの眼のように光ります。
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)