揮毫者きごうしゃ)” の例文
もう一人の絵師に頼んだのは念のためで、正式の揮毫者きごうしゃはやはり其許そこもとだからね、このことを角屋に話さないのは、角屋が其許に遠慮して、なにか奔走しはしないかと思われるからだ、其許の絵を
扇野 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)