接伴役せっぱんやく)” の例文
家老の三宅藤兵衛みやけとうべえは、大廊下の角で、十七士接伴役せっぱんやくとして、細川家の家中から選ばれたうちの一人である堀内伝右衛門ほりうちでんえもんをつかまえて
べんがら炬燵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
細川家の物頭役で譜代ふだいの奉公人である。今度、内蔵助外十七名を藩邸に預かってから、彼も接伴役せっぱんやくの一人に任命されていた。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
他国の使者が着くと、その日から接伴役せっぱんやく、案内役が付ききりになる。もちろん目付めつけだ、鄭重なる監視人である。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)