指物サシモノ)” の例文
指物サシモノ師の様な細緻な計数を土台として、其を超える芸の自在性が溢れて来たことであつた。
菊五郎の科学性 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
今出来るだけ古くだしといふことばをあさつて見ると、王朝のいだし車には深い暗示が含まれてゐるが、此は後の事として、次に思ひ浮べられるのは、旗指物サシモノの竿頭の飾りをだしと言うたことである。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)