手炙火鉢てあぶり)” の例文
二階には手炙火鉢てあぶりが運ばれた。吸物椀や硯蓋すずりぶたのたぐいも運び出された。冬の西日が窓に明るいので女房は屏風を立て廻してくれた。
籠釣瓶 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)