手摺窓てすりまど)” の例文
僕が居ない時は機織場はたおりばで、僕が居る内は僕の読書室にしていた。手摺窓てすりまどの障子を明けて頭を出すと、椎の枝が青空をさえぎって北をおおうている。
野菊の墓 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)