手作てづく)” の例文
食用にする醤油等も手作てづくりであって、麦は邸へ肥取りに来る百姓から代価として持って来る。豆は馬の飼料という名義で馬の有無にかかわらず藩から貰うことが出来る。
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)
交通がすごくふべんなので、小学校の生徒は四年までが村の分教場にゆき、五年になってはじめて、片道五キロの本村の小学校へかようのである。手作てづくりのわらぞうりは一日できれた。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)