所為しうち)” の例文
旧字:所爲
程経て香奠のみ贈り越されたる所為しうちに、いとど恨みは添ひゆきて、人に思ひのありやなしや、思ひ知らせむの心ははやりにはやりしかど、さすがにもまた優しかりし越し方の忍ばれて
葛のうら葉 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)