慰労ねぎら)” の例文
と達雄は慰労ねぎらうように言った。隠居は幾度か御辞儀をして、「頂戴ちょうだい」と山盛の飯を押頂いて、それから皆なと一緒に食い始めた。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
慰労ねぎらうように言う祖母さん、母や姉の帰りを待受けていた一郎と次郎、谷中の家の様子を聞こうとする岸本親子なぞが嫂達の側に集った。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)