想出話おもいでばなし)” の例文
自分達のはなやかな青春の日の、想出話おもいでばなしを聴かされて、魅せられたように、ほのぼのと二つのほおを薄紅に染めていたが、相手の言葉が、急な転回を示してからは、その顔の色は刹那にあおざめて
藤十郎の恋 (新字新仮名) / 菊池寛(著)