悪源太あくげんた)” の例文
その薄ぼんやりした眼をこすらせたのは、松居松葉まついしょうよう君の史劇「悪源太あくげんた」が明治座で上演されたことである。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
そうして明治三十二年の秋に、明治座で史劇「悪源太あくげんた」を上場することになった。俳優は初代の左団次さだんじ一座であった。続いて三十四年の秋に、同じく明治座で「源三位げんざんみ」を書いた。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)