恐怖こわがら)” の例文
だろうというのがいつかそうだとなり、彼は義賊だと云いふらす者も出来て、正体の分らない人に人気が出ましてね、一方では恐怖こわがられ、一方では慕われるという矛盾した状態ありさまにまでなったんです。
耳香水 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)