恍惚境くわうこつきやう)” の例文
善智識と言はるゝ先達は、その時蝋燭らふそくあかりを取つて少年少女の顏を照し、まさに忘我の恍惚境くわうこつきやうに入つたと見れば、それで『救はれた』とし、修法を了つて、盛んな精進料理の法宴になるのでした。