急調きふてう)” の例文
それに追ふものの足音が少しも遠ざからない。瀬田は自分の足の早いのに満足して、追ふものの足音の同じやうに近く聞えるのを不審に思つてゐる。足音は急調を打つ様に聞える。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)