思郷病ホームシツク)” の例文
けだしこの古帽先生も亦、得意と失意との聯鎖の上に一歩一歩を進めて、内に満懐の不平と野心と、思郷病ホームシツクと、屈しがたき傲慢がうまんとを包んで、しかうして外は人並に戯れもし、笑ひもしつゝ
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)