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忡々
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ちゆうちゆう
ふりがな文庫
“
忡々
(
ちゆうちゆう
)” の例文
寂
(
さ
)
びたる
櫓
(
ろ
)
の音に和し、陰惨たる海風に散じ、
忡々
(
ちゆうちゆう
)
たる憂心を誘ふて
犇々
(
ひしひし
)
として我が頭上に圧し来るや、郷情
欝
(
うつ
)
として
迢遞悲腸
(
てうていひちやう
)
ために寸断せらるゝを覚えて、惨々たる血涙せきもあへず
閑天地
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
忡
部首:⼼
7画
々
3画