御駕ぎょが)” の例文
かくて帝の御駕ぎょがは、郊外の近くまでさしかかって来た。するとたちまち彼方の丘の陰からさかんなる兵気馬塵が立ち昇り、一隊の旌旗、天をおおって見えたので
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「先帝の御駕ぎょがが、中国路へかかるは必定ひつじょう。そのときには」
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)