御時節柄ごじせつがら)” の例文
その手紙は普通の親類にる手紙であるから何でもない事で、その文句の中に、誠におだやかならぬ御時節柄ごじせつがらで心配の事だ、どうか明君めいくん賢相けんしょうが出て来て何とか始末をしなければならぬ云々うんぬんかいてあった。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)