御拝姿ごはいし)” の例文
「お取次へも頼み上げておいたが、佐渡様がお帰りになったら、くれぐれも、よろしくお伝えを頼むぞ。いずれ、船島で御拝姿ごはいし申すとな」
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
初の御拝姿ごはいしは、今より十年前、富田とんだ正徳寺しょうとくじにおいて、わが故主、斎藤道三山城守様と、聟舅むこしゅうとのお出会いをなされました——その折、お供のうちに加わって、あれが尾張の信長殿かと
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)