御所柿ごしよがき)” の例文
「猫にしては、ちいと音が大け過ぎるなア。」と言ひ/\、千代松は立ち上つて靜かに障子を開けると、外は星月夜で、濡れ縁の前の御所柿ごしよがきの黒い幹は人の姿のやうであつた。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)