“御戯”の読み方と例文
旧字:御戲
読み方割合
おたわむ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしはあの笹葺ささぶきの小屋に、俊寛様が子供たちと、御戯おたわむれになる所を聞けば、思わず微笑を浮べましたし、またあの浪音の高い月夜に、狂い死をなさる所を聞けば、つい涙さえ落しました。
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「あまりお言葉がうるわしゅう響きますほどに、わたくしのようなおろかなものは、とかくそのままに思い込みますと、どのようなことになるかわかりませぬ——御戯おたわむれは、大がいになされて下さりませ」
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)