御心地おこころもち)” の例文
奥様は熟々つくづくれて、顔に手を当てておいでなさいました——まあ、どんな御心地おこころもちがその時奥様の御胸の中を往たり来たりしたものか、私には量りかねましたのです。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)