御女性ごにょしょう)” の例文
御女性ごにょしょうがたばかりの御席へは、かねがねから、お招きをお断わりして居りますので、何分ともに、御前態ごぜんていよろしゅうお詫びを申し上げておいて下さりませ
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
御女性ごにょしょうのお身ではござらぬか」
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
大凡おおよそのことは、もう胸にはいっております。位高い御女性ごにょしょうを、たぶらかすの何のとは、怖れ多いはなしでござりますけれど、一生懸命御機嫌を取りむすぶことはいたして見るつもりでおります」
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)