“得能良介”の読み方と例文
読み方割合
とくのうりょうすけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
枳園きえんはこの年十二月一日に大蔵省印刷局の編修になった。身分は准判任御用掛で、月給四十円であった。局長得能良介とくのうりょうすけは初め八十円を給せようといったが、枳園は辞していった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
当時の印刷局長得能良介とくのうりょうすけは鵜飼老人と心易こころやすくしていたので、このうわさを聞くと真面目になって心配し、印刷局へ自由勤めとして老人をへいして役目で縛りつけたので、結局この計画は中止となり