「日本はおろかなる風俗ありて、歯のえたる子を生みて、鬼の子とひて殺しぬ」と、『徒然慰草つれづれなぐさみぐさ』の巻三には記してある。江戸時代初め頃の人の著述である。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)