徒歩士かちざむらい)” の例文
そして、その後方に、久光が、同じ姿をして、徒歩士かちざむらいを、左右——茅葺の屋根、軒下に釣るした、いろいろのもの、道傍へ、軒下へ寄って、小さくなっている百姓などを、微笑で眺めつづけていた。
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)