徃時そのかみ)” の例文
扨も君を放ち遣りまゐらせて御心のまゝに家を出づるを得さしめ奉りし徃時そのかみより、我が子を人に預けて世を捨てたる今に至るまで、いづれか世の常としては悲しきことの限りならざらん
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)