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影向
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ヤウガウ
ふりがな文庫
“
影向
(
ヤウガウ
)” の例文
古事記の例を見ると、霊物と威霊と二通りの形に、一つの
影向
(
ヤウガウ
)
を伝へわけた跡を見せてゐる。前段後段に、原因関係を示す形をとつてゐるが、実は一つ事の語り分けに過ぎない。
日本文学の発生:――その基礎論――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
又其
蝉口
(
セミグチ
)
には、必、神符を封じ籠める(軍用記)故実も、少弐氏の旗の
横上
(
ヨコガミ
)
に、
綾藺笠
(
アヤヰガサ
)
をつけたのは、眷属の御霊の
影向
(
ヤウガウ
)
あつて、蝉口に御座あるからとの家訓がある(梅松論)といふのも
幣束から旗さし物へ
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
影向
(
ヤウガウ
)
の時節も今、いく程よも過ぎじ。
獅子舞と石橋
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
“影向”の意味
《名詞》
影向(ようごう、ようこう、えごう、えいこう)
神仏が姿を現すこと。来臨すること。
(出典:Wiktionary)
影
常用漢字
中学
部首:⼺
15画
向
常用漢字
小3
部首:⼝
6画
“影向”で始まる語句
影向料
影向松
影向石