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彦山
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ひこさん
ふりがな文庫
“
彦山
(
ひこさん
)” の例文
九州の方でも
彦山
(
ひこさん
)
の周囲の村などでは、赤ショウビンをニイレという方言があり、この鳥が人家に入れば死人があるといった。
野草雑記・野鳥雑記:02 野鳥雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
しかしどちらへ向かって? 彼は自分の家の方へは行かなかった。
彦山
(
ひこさん
)
の中腹を少しおりたところに父の建てた自分の古家。
青銅の基督:――一名南蛮鋳物師の死――
(新字新仮名)
/
長与善郎
(著)
しかし、何よりも宝鏡先生を神経質にさせたのは、自分に「
彦山
(
ひこさん
)
山伏」という綽名があるのを知ったことだった。
次郎物語:03 第三部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
次の日世に知られぬ尼院ありと伝うる
彦山
(
ひこさん
)
に登り、二日の後に帰り来たり、夫ありて夫に死なれ、子ありて子に
後
(
おく
)
れ、世間より捨てられたる者ならでは尼となられぬこと
空家
(新字新仮名)
/
宮崎湖処子
(著)
「蜀山は此処で役人をしていたんだよ。しかしこの歌は少し違っている。確か『
彦山
(
ひこさん
)
の峰から出たる』というんだが、彦山の峰では地方的で世間へ通じが悪いから長崎の山と改めたらしい」
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
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昔々春の末にある一人の狩人が、黒という
狗
(
いぬ
)
をつれて狩に入り、
彦山
(
ひこさん
)
に近い山の中で鹿を見つけた。
野草雑記・野鳥雑記:02 野鳥雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
彦
漢検準1級
部首:⼺
9画
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
“彦山”で始まる語句
彦山権現