弘法寺ぐはふじ)” の例文
市川町大門通りの入江橋の北、眞間山弘法寺ぐはふじの下にある小さな石橋で、一昨年迄は朱塗りの橋桁が遺つてゐたが、それも村童のいたづらで溝の中へ捨てられ、只だ土臺の石だけの橋となつた。
真間名所 (旧字旧仮名) / 阪井久良伎(著)
雑木ざふきふく風はしづもり松の風いやさや澄みぬ真間まま弘法寺ぐはふじ (五七頁)
文庫版『雀の卵』覚書 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)