左手の草の斜面は高天原で、昔、盤古ばんこの神と建御名方神たけみなかたのかみと戦場ヶ原で戦った時、諏訪明神の軍がたむろしていた所だと伝えられている。
奥秩父の山旅日記 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
「私の子は事代主神のほかに、もう一人、建御名方神たけみなかたのかみというものがおります。もうそれきりでございます」とお答えになりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
そしてとうとう信濃しなの諏訪湖すわこのそばで追いつめて、いきなり、一ひねりにひねり殺そうとしますと、建御名方神たけみなかたのかみはぶるぶるふるえながら
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
そうしているところへ、ちょうどこの建御名方神たけみなかたのかみが、千人もかからねば動かせないような大きな大きな大岩を両手でさしあげて出て来まして
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)