廃物すたりもの)” の例文
そんなら旦那様わしい一つお願いが有りやすだ、其処そこらに落ちてる廃物すたりものを拾いめて、それを売り、二文でも三文でも旦那様へ預けるから、安い利でいが
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
わたしの一生はこれから廃物すたりものです。ああ、怖ろしい身の破滅が、わたしの身にふりかかって来たようです。
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)