幾代餅いくよもち)” の例文
それは新夫人の、あの縹緻きりょうはばかる……麻地野、鹿の子は独り合点か、しぐれといえば、五月頃。さて幾代餅いくよもちはどこにあろう。
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「親分が一緒なら氣が強いや、いづれ歸りは幾代餅いくよもちか、毛拔鮨けぬきずしか、——もゝんじい屋は少し時刻が早いが——」