“布施物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふせもつ80.0%
ふせもの20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
チベット人の説にはかつて本当に物を言ったことがあるとしてあるのです。その寺の僧侶に頼まれてまた二日経を読んでやりますと、なかなか沢山な布施物ふせもつをくれました。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
こんなことになるかも知れないと、うすうす予期していたのではあるが、崔は今さら心持がよくないので、後に僧をたのんで供養をして貰って、かの指輪を布施物ふせもつにささげた。
どういう有様に在るかというと、僧侶の貧学生は喰ったり喰わなんだりして居ってもとにかく月に一遍いっぺんずつ学録がくろくを貰うことにきまって居るし、また折々おりおり布施物ふせものもあるです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)