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市井
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しせゐ
ふりがな文庫
“
市井
(
しせゐ
)” の例文
が、この
市井
(
しせゐ
)
の一
些事
(
さじ
)
らしい『
揚羽
(
あげは
)
のお艶』の噂が、飛んだ凄まじい事件に發展しやうとは、錢形平次も思ひ及ばぬことだつたに違ひありません。
銭形平次捕物控:238 恋患ひ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
青
髯
(
ひげ
)
の凄まじい、眼の鋭いがどこか人を
嘗
(
な
)
めたやうな横着さがあつて、
市井
(
しせゐ
)
の遊侠らしい感じのする男です。
銭形平次捕物控:231 鍵の穴
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
おとくい先のお妾にちよつかいを出すのと、お月樣を拜むのとは、全く別な人格と意圖とに出ることで、一緒にやらかしても、一向良心に恥ぢないのが、この時代の
市井
(
しせゐ
)
人のモラルでした。
銭形平次捕物控:152 棟梁の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
市井
(
しせゐ
)
に湧き起る、もろ/\の事件を解決して行つたのです。
銭形平次捕物控:322 死の秘薬
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“市井”の意味
《名詞》
市 井 (しせい)
人家の集まるところ。
(出典:Wiktionary)
市
常用漢字
小2
部首:⼱
5画
井
常用漢字
小4
部首:⼆
4画
“市井”で始まる語句
市井人
市井匹夫
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市井遊侠