巻揚まきあ)” の例文
旧字:卷揚
秋月は富彌の顔を見ながら、水飴を箸のさきへ段々と巻揚まきあげるのを膝へ手を置いて御舎弟紋之丞殿が見詰めて居りましたが、口の処へ持って来るから。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
彼女は、白い巻揚まきあげカーテンを下ろした窓に、背を向けて坐っていた。
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)