“巴西”の読み方と例文
読み方割合
はせい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四川の巴西はせい下弁かべん地方は、いまやみなぎる戦気に、雲は風をはらみ、鳥獣も声をひそめていた。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「とんでもないことで、巴西はせいの産だよ」
岷山の隠士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
巴西はせい地方からすべての農民を追って、ことごとく、涪水以西の地方へ移してしまい、それらの部落部落には鶏一羽のこすことなく、米穀は焼きすて、田畑は刈り、水には毒を投じ
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)