巣林子そうりんし)” の例文
彼は義太夫の「てん網島あみじま」は巣林子そうりんしの原作でなく、半二か誰かの改作であるのをぼんやり記憶していたが、きっとこの文句は原作の方にあるのだろう
蓼喰う虫 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
久内清孝ひさうちきよたか君がこのヤナギについて「此世からさへ嫌はれて深く心を奥の院渡らぬ先に渡られぬみめうの橋の危うさも後世のみせしめ蛇柳や」(巣林子そうりんし女人堂高野山心中万年草にょにんどうこうやさんしんじゅうまんねんぐさ』)
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)