つい円頂黒衣えんちょうこくい赤心せきしんを表わし、一、二度は妾が東京の寓所にも来りし事あり、また演劇にも「島津政懺悔録しまずまさざんげろく」と題して仕組まれ、自ら舞台に現われしこともありしが、そののち如何いかになりけん
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)