山葵卸わさびおろし)” の例文
物好きな宿役人が米友の後ろへ廻って剃刀を取ったが、その剃刀があまり切れないせいか、山葵卸わさびおろしこするようでありました。
山葵卸わさびおろしの事などはとんと思ひ出す暇もなかつた。
変な音 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)