“山繭縞”の読み方と例文
読み方割合
やままゆじま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ねだって買ってもろうたる博多に繻子しゅすに未練もなし、三枚重ねに忍ばるる往時むかしは罪のない夢なり、今は苦労の山繭縞やままゆじま、ひらりと飛ばす飛八丈とびはちじょうこのごろ好みし毛万筋
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
懇話ねだつて買つて貰ふたる博多に繻子に未練も無し、三枚重ねに忍ばるゝ往時むかしは罪の無い夢なり、今は苦労の山繭縞やままゆじま、ひらりと飛ばす飛八丈此頃好みし毛万筋けまんすぢ、千筋百筋気は乱るとも夫おもふは唯一筋
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)