尹部徳利いんべとくり)” の例文
あの泥湖どろうみを泳ぐあいだも水にひたらぬように、それは小さい尹部徳利いんべとくりに詰めてかたくせんをほどこし、さらに油紙で入念にくるんで肌へつけていたということも云い添えた。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)