小普請入こぶしんいり)” の例文
寛政かんせい改元の年蜀山人四十に達しその父を失ふ。この年あたかも楽翁公の天下に令して奢侈しゃしの風を戒め洒落本しゃれぼんの作者を懲罰するあり。この前年蜀山人既に狂歌の事よりして小普請入こぶしんいりを命ぜらる。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)