小早船こばや)” の例文
小早船こばやといっているポルトガルの飛脚船で、大筒を四梃すえているのが、ありありと見えた。
呂宋の壺 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
小早船こばやは、はるかむこうへ離れて行ったが、まだ帆影が見える。あまり早く消すと、また焼きにくるかもしれない。小早船の帆影が波の下に沈んだところで消し方にかかった。
呂宋の壺 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
小早船こばやじゃ、かなわねえ」
呂宋の壺 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)